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自分がピンチの時に、なぜか他人の面倒まで見る人 /蟹サイン観察

仕事でピンチに陥り、大変な経験をしている時に、
あえて戦力外の若手を集めて、育成する人がいます。

いきなりですが、
知り合いの小さな制作会社で、この春、主力社員がまとまって一気に抜けました。抜けた社員みんなで示し合わせた謀反か!?ってほど、身も蓋もない一斉退社でした。
とはいえ、社員は抜けても、彼らが担当してた案件は会社に留まるので、残った社長が一人でこなさなければなりません。しかし、それは物理的に無理なので、新しく中途社員を入れるまでの間、私も可能な範囲でその社長の仕事を手伝うことになりました。

それでも、普通に働いてたら絶対にさばける量ではない。ゆえに社長は平日は夜中まで働き、休日も返上して納期に対応してたようです。(データを保存した日時が物語っていた…)

で、ある時、孤軍奮闘中の社長が、突然インターンの学生を募集し始めました。私はそれを知ったとき、社長は気が狂ったかと思いました。今それやってる場合か?と内心で突っ込みましたが、結局7人ほど雇うことになりました。雇うといっても、社会経験ゼロの美大生ばかりで、まったく即戦力になりません。なので、社長は自分の仕事の合間を縫って、一からデータの作り方を学生に教え始めました。そればかりでなく、全員に課題を与え、その添削までやってました。最近のインターンって、お給料も交通費も普通に出るんですね。しかも、インターン期間が過ぎた後は、その制作会社に入るわけでもない。どうやら、社長は(純粋に)学生に社会経験を提供しているだけなんですよ。

なぜ、自分が大変な時に、身銭を切ってまで、若手を育てるのか?
すごく不可解でした。

そんな疑問を持ち始めたある日、社長の生年月日と会社設立日が判明したので、さっそくチャートを作ってみました。そしたら、社長のN土星が蟹、会社設立チャートの太陽が蟹で、二つの天体がコンジャンクト。あ~~、これかぁと思いました。(ちなみに社長のライツは、乙女新月)

会社としては、蟹サインを看板にしてたのね。

太陽が蟹サインの人って、本人が超多忙にもかかわらず、町内会やマンション組合の役員を引き受ける行動とか、割と見かけます。なんでそんな時に、わざわざ他人の面倒を見るの~?と思うけど、どうもついやっちゃうみたいで。そういうところは、柔軟宮の私の行動形態にない部分なので、なおさら唖然として面白いんですけどね。

* * *

で、ここからは、私の勝手な推察ですが、蟹サインって、育てることに相手からの見返りを求めない気がします。自分のところへ来てくれた人を育成することに、ハート全開で注力する。

なんか「子は親の背中を見て育つ」を本能的に分かってて、本能的に親の役目を買って出てる感じがします。あるいは、次世代への橋渡しを自腹で引き受けるとも感じられる。これが蟹愛なのか。。。でもやはり、そんな親の背中を見て育った子は、きっと自分の次の世代にも同じことを自然とやるだろうなぁ。そういう大いなる循環の役目が、蟹サインにはインストールされているのかもしれない…などと妄想するのでした。

先にも書いたように、件の社長は乙女ライツで、N土星が蟹の人ですが、会社設立日を蟹サインに持って来て、社会では蟹的に活動しています(設立日、侮れません)。実は、来る仕事案件も庶民的だし安くても引き受けるし、基本的になんでも柔軟に請け負う姿勢です(ここは乙女らしさも混じってる)。

そんなわけで、ここんとこ熱い蟹愛をたっぷり味わう私でした。
魚の水成分との違いも、再認識しています。