実は、私が常に抱く欲求の一つに「自分の属性を知りたい」欲があります。
特に、古くから伝わる文献に基づき導かれた「根源的な自分の属性を知りたい」欲が強い。
歩くダウジングか、私は。
日本人とか、〇〇学校出身とか、社会的肩書きなども属性の一つですが、でもそれだと新しすぎるんです(笑)。なぜならそれは、近代的な価値観由来の属性であって、普遍的な属性とは言えないからです。そんなふうに、私は根っこへ降りて探求したい気持ちが強いせいで、太古から今に続く知識体系である占いなんぞを学ぶのかもしれません。だって占星術などの命術のほとんどは、紀元前から存在しますのでね。時代がどんなに変わっても、したたかに生き残る占いには、何か得体の知れぬ生命力を感じます。
占いの他にも、自分の根源的な属性を知る手段として、魅力を感じたのはアーユルヴェーダでした。数千年の歴史を持つアーユルヴェーダ、紀元前5~6世紀ごろにはブッダも治療を受けた記録が残っているそうです。四大伝承医学(ユナニ、ギリシャ、中医学、アーユルヴェーダ)の中でも、最古の医学と云われるアーユルヴェーダで、いったい私はどこに属するのか、とても知りたくなりました。
(もしやこれって……。アレのせいかしら!? なんだかそんな気がするわ。あと一ヶ月でトランジット木星は蠍座に入りますが、すでに自分のトレンドは蠍モードに移行しているような!? 木星効果で蠍座がクローズアップされ、その支配星の冥王星にスイッチが入って「根源的な自分の属性を知りたい」欲がさらに強まった気が、何となくしています)
閑話休題。そんなモチベーションの経緯もあって、古い伝承医学のアーユルヴェーダ専門家に一度診てもらいたいなぁと思っていたところ、運よく出会った人がアーユルヴェーダカウンセラー&セラピストの池田早紀先生でした。
アーユルヴェーダカウンセラー&セラピスト
池田早紀先生よりアーユルヴェーダとはインドを発祥の地とする世界最古の伝承医学。
今回は個々人の中にある風(Vata)火(Pitta)水(Kapha)の3ドーシャを
診断していきます。「個性を診る医学」ともいわれているアーユルヴェーダ。
自分に応じた食事や身体のリズム、リラックス法、ストレス要因、適した活動など
自分自身の体質を知ることで、
より自分にあったライフスタイルを確立していきます。身体のちょっとしたトラブルに悩まされている方、
自分自身のことをもっとよく知りたい方、
すこやかな暮らしを目指したい方、などに特にお勧めです。
アーユルヴェーダでは「生まれ持った体質は、受精の瞬間に決まって、一生変わらない」と言われるそうです。わお、この世に命が宿った瞬間に自分のドーシャ(生命エネルギー)が決まっちゃうんだ!!!
そして「個性を診る医学」といわれるアーユルヴェーダ。人間の生まれつき持つ個性を尊重する医学なのですね。みんな違ってみんな良い。無理すんな、自分の個性を大事にすれば、他人の個性だって尊重できる。といった感じでしょうか(意訳)。
アーユルヴェーダ/体質カウンセリング
あー、ちゃんと知りたい、アーユルヴェーダでの私の属性。そんなわけで、さっそく池田先生のお宅へ伺って、30分の体質カウンセリングを受けてきました。
まず、アーユルヴェーダの体質セルフチェックシートに書き込みます。風(Vata)火(Pitta)水(Kapha)の3ドーシャ(生命エネルギー)のどれが優勢かを調べるチェックシートですが、どれを選べば良いのか迷ってしまう項目については、池田先生に尋ねながら書き進めることができたので、とても安心でした。
その後、私が書いたチェックシートを見ながら先生が質問をし、私は答えていくのですが、どうやらその時の私の仕草や答え方などもチェックポイントのようでした。そして、いよいよ脈診。実は個人的に脈診が一番楽しみでした。 脈はその人のモールス信号。「自分はこんなヤツやで~」と囁いてます。脈の静かな囁きを聴く池田先生、かっこいい。。。
脈診を終えて先生が一言「まるさんの脈は奥ゆかしいです。神輿に乗るタイプじゃない。参謀っぽい」。ピッタ(火)の脈なら、もっと跳ねるような勢いがあるのに対し、私の脈はゆっくり静かとのこと。
そして私の生まれ持った体質は、カパ(水)+ピッタ(火)の混合タイプと判明。
正確には、本来はカパ(水)ですが、後天的にピッタ(火)が備わったそうです。そもそも、のんびりマイペース型だけど、世の中ではそれだけだと愚鈍と受け取られてしまいがちで、何かと不便なので、後天的にアグレッシブさを加えたのが、この私だそうです。
あと、食にこだわる人は、カパ(水)タイプが多いそうです。ヴァータ(風)の人はサプリでも平気だそうな。なるほど〜。そしてカパ(水)は、農業にも縁があるそうです。忍耐強いのです。
ふ、、、バレたか、、、www
正直いうと、私のアグレッシブさは似非です(爆)。本来の私はマイペースで怠け者。日がな一日中、家で部屋着のままダラダラしても苦にならない。祭りの時は、表に出て騒ぐより、バックヤードで作戦練りたいタイプです。表に出る個性を持ってないので、表は正直疲れるザマス(爆)。なので、参謀タイプと言われて、やっぱりそうか!と大納得でした。あ?このフレーズ、確か算命学鑑定でも同じこと言われたような??→★★★
アーユルヴェーダ/処方
そして最後に、私に合った「食事や身体のリズムの整え方」をアドバイスしていただきました。日本人のライフスタイルに基づいた具体的な生活アドバイスなので、すぐに実践できるものばかりなのも有難かったです。実はこれまでの習慣では、朝食を食べ過ぎてたせいで、私にとって最も大事な昼食を食べ損ねることが多かったのですが、処方通り、朝は少なめにし、昼メインに食リズムを変えてみたら、これがなかなか調子良い。心身のバランスが整ってきた気がします。
(※このあたりは、たとえ私と同じドーシャでも、先生はもっと細かく診ているので、個々によってアドバイスは変わると思います。念のため)
何はともあれ、診断された自分の個性が、子供の頃の自分のキャラと素直に繋がったので、とても腑に落ちました。なんだ、そのままでいいんじゃん! …結局「根源的な自分の属性を知りたい」欲のゴールは、自分そのものでした。まぁ、実は薄々わかっていても、第三者から客観的に判断してもらうことで、改めて自分がリアルになることってありますよね。太古の叡智からお墨付きをもらえて、大満足でした。自分の個性を尊重しようっと。