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深夜の牡牛満月では、牡牛月に天王星が合でした。
数日前、脚本家の木皿泉(夫婦の共作ペンネーム)の著書『二度寝で番茶』(対談集)をなんとなく読みたくなってパラパラめくっていたら、下の一節が目に止まり、「そうそう!これこれ!」と思わず唸ってしまいました。
どうやら、今回の牡牛満月の(個人的な)気持ちを代弁してくれる、ちょうど良い言葉だったみたいです。
この本では、木皿泉ユニットの夫が「大福」、妻が「かっぱ」という設定になってるので、そのまま引用します。かっぱさんは当時(2007年)50歳で更年期障害の諸症状として、うつ病を併発してました。(p.89「最悪の中の幸せ」より)
大福:かっぱさんみたいに、一発で薬が効くという人は珍しいですよ。みんな自分に合う薬を探すのに、相当苦労してますからね。
かっぱ:普通という状態を、とてもはっきりと認識できたのは初めてで、これは私にとってショックでした。波立たない心というものが、どれほどありがたいものか。うーん、説明するのは難しい。
大福:普通というのが、一番イメージしにくいですからね。
かっぱ:でしょう? 普通っていいんですよ。何事もない、というのはつまらないように思うかもしれないけれど、帰る家があるみたいなもんなんですよね。怒ったり泣いたりしても、時間が経てば普段の自分に戻れるでしょう? それがなくて、ずっと泣いたままというのは、本当に苦しい。家をなくして、ずっとさまよってるようなもんです。自分に帰れない。体もそうだったみたいで、普通に戻った途端、全身が筋肉痛でした。ずっと硬直してたんですよね。
くぅ〜〜〜〜、染みた(泣)。ここからは私の解釈ですが、、、
かっぱさんの言う「普通」っていうのは、世間一般の普通じゃなくて、自分にとっての普通だと、読んでて思いました。そして、「帰る家」もまた、自分にとっての「普通」なのだと…。
社会に出ると、感情が波打つことも多々ある一方で、自分の枠を広げてくれます。しかし、自分の感情と社会適応のバランスが一旦崩れると、自分にとっての「普通」がいったい何だったのか、時にわからなくなることもあります。
それがなにかのきっかけで、再び「普通」に戻った途端、体が緩んだ。そしたら、これまでいかに自分を緊張させて硬直させてたのかに、やっと気づけた。
この流れは、個人的にも、超あるあるなパターンなので、本当に染み入りました。
昨夜、満月の光の下でぷらぷら歩きながら「やっぱ自分のお家が一番!」と、改めて心に刻んだのでした。