接客のプロに限って「実は人見知り」説（特に風エレメント）

接客のプロに限って「実は人見知り」、という声をわりと耳にします。

公的にはスマートなコミュニケーション力を発揮しているのに、プライベートでは交流ドアを閉めて人と関わろうとしないダブルスタンダード仕立て。でも、そんなバランスを持った人が、接客業に携わってるケースを実際よく見かけます。

ちなみに私は接客のプロと言えるほどじゃ全然ないけど、一応占い師のお仕事で接客をしています。仕事としてお役目を果たしてる最中は、全く人見知りしません。むしろフレンドリーなほう。ですが、仕事を終えて、プライベートに戻ると、やはり交流ドアを閉じて鎖国状態になります。トナカイ閉店後にファミレスでぼーっとしてる時なんか、ガチで鎖国。透明の保護シールドで覆い、あたかも自分が透明人間になった気分でご飯食べてます（笑）。

それはもう呼吸するように自然な行為なので、個人的には別になんとも思ってないですが、他人から見たら、裏表のある人に見えるかもしれません。すいません。まして近所のスーパーに行く時なんて、完全にオフモードです。ですから、そんな時に知り合いにバッタリ声でもかけられたら、ちょっと混乱してしまいます。ヨレヨレの普段着姿で、公的なコミュニケーションとかマジめんどう勘弁してくれ～！と内心嘆きながらも、きっとニコニコすると思いますけど。首筋を冷や汗を滲ませながら…。

まぁでも、例えば、電車に仲良し友達二人組が乗ってて、どっちか片方が途中下車する時、ニコニコ手を振って別れますが、ある程度の時間が経つと無表情に戻りますよね、だいたい。これは人見知りかどうか関係なく、別れ際でよく見かける光景です。その程度のオンとオフは皆さん当たり前に切り替えるので、誰もがある程度はダブルスタンダード仕立てと思います。ですが、接客業に携わってる人は、そのコントラストが強い気がします。交流したぶん、閉じることで、自分の中の均衡を保ってるのかもしれません。

占星術的に、コミュニケーション上手なエレメントといえば、風（双子、天秤、水瓶）です。しかし風エレメントで、人見知りっておっしゃる人って、意外にも多いんですよね。

例えば、私がいつもカットしてもらう美容師さんは太陽水瓶座、クールさと社交性がミックスしたかっこいい女性です。いつも程よいフレンドリーさで接してくれて、全く人見知りには見えませんが、先日シャンプーしてもらってる時、人見知りについて雑談していたら、こんなことを言いました。

美容師のダークサイドを垣間見た気がしました（←大げさ）。

（もちろん例外もいます。私の叔母／太陽牡牛座は元美容師ですが、叔母は人見知りがわからないと言います。呆れるほど社交的。100%オンモードで生きる人）

他の実例を挙げると、私の弟は太陽天秤座です。子供の頃から異常なほど気の利く男で、親戚対応のナチュラルボーン・スペシャリストでした。姉の私がぼやーっとしてる間に、次から次へと社交性を発揮し、親戚から褒め称えられる様を見ては、ちっ！と舌打ちして苦々しい気持ちになったものです（笑）。そんな環境もあって、社交は弟の行為を見て学びましたね。

とは言え、弟にもダークサイド（←大げさ）あります。オンとオフがなかなか激しいやつ。家族だけの時は、むっつり無口で、目すら合わせません。父が話しかけると、めんどくさそうに「う」とか「あ」とか最少文字数で返事するだけです。あれ？さっきまで親戚連中と交わしたあの闊達な笑顔はどこへ？というくらい別人に変身、シャッターガラガラ、オフモードになります。

そういえば大人になってから弟と話した時「人と関わるのが苦手だから、できれば黙々と力仕事がやりたい」と言うのでちょっと驚きました。しかし、そう言いながらも、結局仕事では営業などの接客をやってました。そして、今でも（ほんとはヤダとぼやきながらも）近所付き合いや親戚付き合いを如才なくやっています。まぁ、弟は３室天秤太陽なので、３室（近所付き合いや親戚付き合い、営業の象意あり）の舞台で、他者をおもてなししているので、そのまんまですね～。

もしかしたら、根が人見知りって人、かなり多いのかもしれません。ある意味、自分を守る安全弁がしっかりしてる人とも言えますが…。オンモードとオフモードはどっちも大切なので、バランスを上手くとって行きたいものです。