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仕事の方向性を見る時(超ざっくりした指標)

インド占星術で仕事の方向性を見る時の、超ざっくりした指標を書いてみます。
仕事の方向性って、ひいてはその人の生き様が現れるところですよね。

私が初見時にホロスコープチャートをザッと見渡す時のチェック項目のひとつ。それは、ケンドラ(1、4、7、10室)に在住する惑星の状態です。

  • 吉星(月、水星、金星、木星)=情緒的な仕事の方向性(芸術、人に希望を与え心を満たす仕事→販売、営業、教師、作家など)
  • 凶星(太陽、火星、土星、ラーフ、ケートゥ)=現実的な仕事の方向性(理系、技術、機械やパソコンなどの道具を使った合理的な処理)

ケンドラに在住する惑星の吉凶バランス、また惑星の強弱も考慮します。鑑定時はもちろん他にもいろいろ検証しますが、上記のチェックだけでもかなり傾向が見えてくると思います。

いくつか例をあげてみます

例①:医療関係の大学教授のケース

ケンドラには、1室ラーフ、4室木星、7室ケートゥ在住。

1室ラーフは未来に役立つ研究開発(教授は研究職でもあります)とオリジナルな生き方を、また4室木星は指導者や教師としての立場を示します。あと4室惑星は10室にアスペクトするので、仕事に影響します。そしてケートゥには医療従事者という象徴があります。

他の特徴としては、12室には水星、金星、火星、太陽が惑星集中。12室は医療に関係するハウスです。また、2室はスピーチのハウスですが、吉星の月が在住していて、他者に伝えることが自然と出来る人。

ケンドラは凶星2つと吉星1つの割合。他の特徴との併せ技になりますが、全惑星(ラーフ、ケートゥ以外)が男性星座在住ということもあり、医療関係の大学教授という肩書きはぴったりだなと思います。


例②:インテリア・スタイリストのケース

ケンドラには、1室ラーフと火星、10室金星(定座)と水星、7室ケートゥ在住。

まず、仕事の10室に定座の金星があるのは強い(=マラヴィアヨーガ)。しかもこの方はナバムシャチャートでも1室(友好星座)に金星が在住していて、補強されています。そして、ビジネスを示す水星と絡むので、美意識を仕事にする方向性はナチュラルでしょう。

なおかつ、1室ラーフはクリエイティビティも示します。そしてケートゥが効いてると直感力が優れてる可能性大。

また火星(高揚)は不動産という象徴も持つので、インテリア方面は納得です。インテリア・スタイリストは肉体労働という側面もありますが、仕事道具を車に積んであちこちの現場へ移動し、アクティブに仕事されています。


例③:私のケース

ケンドラにはたくさん惑星があります(苦笑)。吉星は水星と金星。凶星は太陽、火星、土星、ラーフ、ケートゥ。…ってことで、凶星5つ(!)、吉星2つの割合です。

吉星の影響で、アートや料理への関心が強い一方で、凶星が俄然効いてるのでパソコンやキッチン道具を使った仕事へ進みました。おまけにラーフも強いので、我が道を歩んでます。

また凶星が効いてるのに加え、ほとんどの惑星が男性星座在住。ゆえに占い師としての方向性は、ふわっとした性格占いより現実重視のインド占星術の方がしっくりくるのも納得です(残念ながら石井ゆかりさんのような素敵センスは持ってない。泣)。そういえばインド占星術関係者って、SEなどの理系従事者が多いようです。とはいえ、私は理系脳ではありませんが、殺伐とした部分は持ってる気がします。

あと、アンタル土星期には農業関係の本制作に携わるようになりました。農業は土星の象徴で、これまたぴったりだなと。しかし、この本制作にはハウスルールが山ほどあって、それを覚えるのに凄く苦労してます。めんどい規則がウンザリするほどあるのは、いかにも土星的ですが。


あ!しまった。今回例にあげた人はみんなラーフが効いてましたね。すみません。ラーフがないケースも加えないと(後で追記するかも)。

上記のケースはラグナから見たケンドラ在住惑星でさくっときましたが、もしそこに何もない場合は、月や太陽から見る方法もあります。しかし、先にも述べましたが、あくまでも初見の検証材料のひとつであり、時期読みのダシャーでも仕事環境が変わることもあるので、これだけで安易に断定するのは危険です。が、目安にはなりますね。