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「契機」11/13 天秤座新月

 

11月13日 18時27分に天秤座で新月を迎えます。

新月のナクシャトラはヴィシャーカー。インドラ神とアグニ神が支配するゆえ、火のエネルギーが非常に強く、(良くも悪くも)目的に向かってずんずん突き進もうとします。この時期は、俯瞰で考える姿勢も大事になります。

 

 

この新月では、自分の身に起こる問題や課題がきっかけとなり、物事がゆっくりと動き始めます。

行き過ぎた不自然な力による不具合が続き、消耗してしまった生命力。この問題に打ち勝つために何か良い手立てはないか?と試行錯誤することで、これからの時代に沿う一人ひとりが持続可能なライフスタイルを生み出していく。そんなクリエイティブな時期といえます。

 

例えば、

合理性や利益が優先する社会では、労働者は取り換え可能な機械のように扱われることが増えたように感じます。また消費者は物価高の今、少しでも安い商品を手に入れてやりくりしようとします。が、中には健康面に悪影響を及ぼしかねないものも混ざっています。それでも生活のためにはそうせざるを得ないことも。。。そんな無理めな生活では、心身ともに炎症が続き、やがて生命力が削られてしまいます。

 

そんな日々を積み重ねてしまったからこそ、

あれ?なんかヤバくない?なんとかしないとまじヤバくない?という、根源的な生命の循環(ホメオスタシス)が、本来の自然さを取り戻すべくバランスしようとしている感じです。

ただこれは、衝動的で一過性のパワーでどうこうなるものではありません。一人ひとりが自分の身に起きている問題を俯瞰的に捉えて、持続可能なライフスタイルとは一体どんなものか?をじっくりコトコト模索し構築していく必要があります。すぐに結果がでるものではないので、焦らず腰を据えて向き合いたいテーマですね。

 

まぁ、とはいえ、問題や課題が現れたからこそ、意識的に自分を振り返ることができ、自己改革するきっかけになっているので、問題や課題が一概に「悪」とも言えません。

そもそも、なぜ自分に問題が生じているのか?ということについても、これを機に一度考えてみると良い時です。

例えば、自分に不要なあれやこれやをムダに持ち過ぎてはいないか?とか。

もしかすると、ムダなものを持ち過ぎてしまったせいで、バランス作用が生じ、問題や敵という形を成して現象化しているのかもしれません。

握りしめた手の中から、不要なものを手放す作業を同時に行うことで、さらにしっくり生きることができそうです。

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新月図ではミーンノード表記にしているので、ラーフ・ケートゥが魚座 – 乙女座軸にいますが、トゥルーノード(現象面)ではまだ牡羊座 – 天秤座軸に留まっています。いよいよ11/29に移動します。