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今年から日記始めました(自分用)

まずは宣伝をば。

まついなつき先生の一周忌メモリアル本「トナカイお店日記。」を勇志一同と制作し、先日発売しました。10月末にファミレスで雑談中、「そうだ、まつい先生のメモリアル本を作ろう」って展開になり、それから二ヶ月間怒涛の勢いで制作しました。

入稿間際まで、入念に文字修正したんですが、刷り上がってから見たら、ちょびっと誤字を発見してしまいました。んがー。掃除機かけた後で、髪の毛を床に見つけた時の悔しさの1000倍だ! 申しわけありません、先にお詫びしときます。

でも中身は素晴らしいですよ。読み応え満点。まつい先生の膨大な日記の中から、皆で選りすぐりました。占いの勉強の一助にも、そしてまつい先生のお人柄を懐かしむにも最良の一冊となっております。全部ネットでも読めますが、本なら気に入った箇所に線が引け、ページも折ることができます(ドッグイヤー)。ぜひともお手にとってご覧くださいませ。

有難くも発売当日に完売となりまして、ただいま増刷手配中(2月下旬予定)です。よろしければ、お早めのご予約をお勧めいたします。入荷お知らせメールをご登録いただき、お待ち頂けますと幸いです。


 

ブログ、お久しぶりです。

今日は、今年になって始めた日記について書きます。

写真のカレンダーが1月なのは、この記事を1月中に書くつもりだったから。怠けてしまい2月にずれ込みました。昨日から水星逆行開始したし、遅延もやり残したことを書くのもまぁいいかってことで、このまま行きます。

 

先日テレビで、歌舞伎町で真夜中に営業するお店ルポを見ました。キャバクラやホストクラブなどで働く人が、営業を終えてから、一息ついて素の自分に戻るために立ち寄るお店です。仕事で接客した後で、今度は自分が気のおけないお店で接客してもらい寛ぐというわけです。占い師も、お客様の悩みや相談に乗るお仕事ですから、ある意味、接客業。(自論ですが)水商売と占い師は、提供するものが違うだけで、相談に乗ったりする点では似てる面があると思ってます。

そんな私が月一で通う美容師さんと整体の先生は、いつも私の雑談に付き合ってくれて、良い息抜きになってます。髪を切ってもらったり体を整えてもらうことが本来の目的ですが、むしろくだらないおしゃべりをしたくて行ってるとこもあります。

ちなみにホストクラブは一度も行ったことがありません。テレビで見る限りでは、ああいうところではテーブルにホストが数人ついて、面と向かってお客さんをもてなしてますよね。お酒を注ぎながら。個人的には、アレが大の苦手。もてなされるどころか、自分が何か面白いことを言わなきゃならない責務を勝手に感じてしまって、余計緊張してしまいます。そうなると場も固まる。お客なのに、お客役ができません。ホストに身も心もを委ねる才能と度胸が、私には足りない。その点、美容師さんや整体師さんだと、仕事しながらテキトーに会話してくれるので、気がラクなのです。

* * *

で、ついこの前も美容院でカット中に
「5年日記帳を買って、元旦から書いてる」と今年になって始めた習慣を話しました。

そしたら、美容師さんも
「いつもTo Do リストを紙に書く」と習慣を教えてくれました。

美容師さんは、脳内でやらなきゃいけないと思ってると物凄く大変に感じて行動するのが億劫になるけど、やることを一度紙に箇条書きしてみたら行動しやすくなり、仕事効率が上がって良かったそうです。私も動き始めがノロいので、To Do リストいいかも。真似しようと思います。

* * *

一方、私が5年日記を始めたのは、昨年末に鍼灸師のともみんさんから聞いた話がきっかけになってます。ともみんさんのお知り合いが3年日記だったか5年日記だったかを書いてると聞いて、私もやってみたくなった。普段口外できない思いを日記に書くと、すっきりして良いのだそうです。

なるほど。たしかに隣人や家族との関係性にもソーシャルディスタンスはあります。SNSやブログで発信する機会が増えても、素の自分をさらけ出すわけでもないし。日常ネタやぼやきを呟くにしても、どこかの誰かが読んで気を悪くしないかとか(一応)気を遣います(粗野だけど、これでも一応気も遣ってるんです…)。発信内容については、誰もがなんらかの自主規制枠があるんじゃないでしょうか。ならば、言えないことは、別アカでも作って鍵かけて呟けばいいかもしれませんが、それだとソーシャルネットワークをやる意味もない。

そういうわけで、どこにも表出させない脳内モヤモヤを夜寝る前に日記帳に吐き出したら、さぞやすっきりできそうに思いました。で、元旦から始めるべく、大晦日間際に吉祥寺ロフトへ行き、スケジュール帳とカレンダーを買うついでに、5年日記帳も手に入れました。

5年日記帳は、1ページの縦半分の5分の1が一日分のスペースとなっていて、名刺サイズくらい。書ける文字数もせいぜい80字程度で、すぐ書けそうです。これなら日記を書く手間もプレッシャーもなくて、今まで日記を書いてこなかった私でも大丈夫かも?と思いました。寝る前の歯磨きみたいに、ストレスなく習慣化できそうな気がします。

いよいよ2021年になり、元日から書きました。これが私の書き初め。しかし一発目から、なかなか黒いものを書いてしまった。ねっとりしたタールみたい。しかも大人気ない。いい歳をして、こんなこと書いて良いのか?とちょっと気が咎めました。が、そもそも「こんなこと書いて良いのか?」って部類の脳内無縁仏を拾って書くために手に入れた日記帳。ゾンビになりかかってる輩なんだから、そいつらが大人気ないのは当たり前なので、それで良しとしました。そんなわけで、初日は本音を書くことに、何か悪いことをしてるような気分になり、ちょっとドギマギでした。

* * *

話が飛びますが、最近鑑定でお客様が「上司に仕事の相談をしたら、その上司から霊が肩に付いてると言われた」と不安がって、相談に見えました。

私はそういうのは全く見えないので上司の発言が真実かどうかわかりませんし(あ、えーと、鑑定でやってる透視は技術なので、いわゆる見える系じゃない人でも訓練でできます)、部下を不安にさせて大変けしからん上司だと腹が立ちましたが、それはひとまず脇に置いといて。霊云々と言われる人のネイタルチャートや時期が、一体どうのように現れているのかを検証する良い機会になりました(星から見た状況やソリューションを具体的に伝えたら、お客様もひと安心したようです)。

お客様のフィールドに、霊という体で突然登場したらしいその霊のような何がしかは、何だったのか。もしかしたら、ご本人が日常生活でスルーし続けた脳内無縁仏が、自己アピールしてきたのかもしれません。

* * *

話を戻します。
今日で2月になりましたが、日記は一ヶ月経っても、まだ続いてます。三日坊主にならなくてよかった。まだまだ続けられそうな気もしています。

そういえば、最近読んだ本の中に、文豪の書いた小説の一片が載ってて、それを読んだ私はおおっ!となりました。

この上なく善良だが神経の弱い人にはよくあることで、おのれの善良さとは裏腹に、自己満足に近い程度まで自分の悲しみや怒りにのめりこみ、何の罪もない相手を、それもたいていは一番身近な人間を侮辱してまで、何がなんでも鬱憤を吐き出そうとする  (『虐げられた人びと』小笠原豊樹訳、ドストエフスキー全集四巻・新潮社)

 

うわー、すげーわかりやすい。

これ読んで、日記を書く動機がますますハッキリしました。善良な民のフリをしつつ小心者な自分は、アンビバレントでセコい部分をどこかに書き記しておきたかった。自分の変なこだわりを正当化する幼稚な言い分を、あえてそのままの形で書き記しておきたかったというか。でも、そいつも自分を形成する大事な一員として、置いてけぼりにしたくないというか。光の自分と闇の自分。

実は恥ずかしながら、例に上げた文豪の本を一度も読んだことがありません。でもこの一片をチラ読みしても、私が日記を書きたくなった心に響いたので、文豪ってやっぱすごいな…と思いました(今さら)。で、さきほどさっそくKindleでダウンロードしてみたところです。その名も『悪霊』。なんか闇パラダイス満載の予感です。付いていけるかなー、まぁとりあえず。

さらなるスケベ根性としては、日々の思いを書き残すことで、占星術の時期読みの参考データにもなるかなーとも思いました。続けられるといいな(このご時世、5年後も無事に存在してて、健康でいたいものですが)。これからも自分の脳内無縁仏に気づいて、ジメッとサクッと日記に綴ろうと思います。自分だけのお楽しみ♪

あ、5年日記帳の類は、まだ本屋の手帳コーナーに売ってました。つい先日も見かけました(2月も売ってるといいけど、まぁネットならいつでも買えますね)。