★★ 最新の鑑定スケジュールはこちら ★★

二足の草鞋(占いと本業) 🐾👣

昨日、天海玉紀先生と甘夏弦先生のコラボ配信企画「お勤めしながら、ソロ活占い師」を視聴しました。甘夏弦先生は本業のかたわら、占い師活動をなさっていて、両方のバランスの取り方はとても現実的で参考になりました。(こちらの配信は昨日で申し込み締め切ってるようです。残念!!!アーカイブ視聴のみの受付も終了でした)

 

このスタイルで占いに携わってる方って、実は一番多い気がします。かくいう私もその一人(掘り下げると多少スタンスの違いはありますが)。エディトリアルデザイン業と占い師業の二足の草鞋スタイルでやっています。まぁ私の場合、どっちが本業なのか自分でもよくわかりませんが、売り上げから言えば本業はエディトリアルデザインで、副業が占い師となります。ご存知のように出版業界は先細り傾向なので、この先一体どこまでやれるかわかりませんが、仕事があるうちは今後も専業占い師になる予定はないと思います。

 

なぜ二足の草鞋かといえば、第一に食い扶持を分散しときたいから

占い業は水モノといいますか、変動性が高いです。ぶっちゃけ不安定です、私の場合。お客様の多い月もあれば少ない月もあります。でも月々の固定費(家賃、光熱費、通信費、税金)は必ず出ていく。なので、何か別の仕事で安定収入を持っとくほうが、生活が安定します。またそうすることで、変な占い商売(壺売りとか!?)をしようと思わずに済むというのもある。まぁ、しないけどね(いや、人間だもの。いざとなると何するかわからん…)。というわけで、食い扶持分散として月刊誌のデザイン業を請け負っています。月刊誌は短期決戦型の仕事ゆえに家でのんびりとはいかず、毎月一定期間を会社通勤しています。

 

第二の理由は、違う視点を常に持っていたいから

お金などの物理的な理由も大事なんですが、むしろ私にとってはこっちの意味合いがすっごい重要かも。占い師って、お客様からの相談内容を把握し分析して、本人にとって有益な情報を提供する、言わばコンサル業だと思っています。が、もし占い一本で仕事が回った場合(に限りますが)、視野が狭くなった挙句に傲慢な勘違いをしてしまい、井の中の蛙になりかねない気がします。あくまでも私の場合は、ですよ。もともとジャイアン気質な面があるので(笑)。なので、環境都合に自分を合わせないとならない仕事現場は、自分の柔軟性を鍛える意味でも、自分のバランス感覚を保つ意味でも、とても重要です。

他には、職場に身を置くと、いろんな世代の人とフランクにコミュニケーションできます。くだらない気楽な雑談って超大事だなって、このご時世だからか余計に感じます。あと私、基本的に観察魔なので(『家政婦は見た!』の市原悦子のように日々観察しています)、今どきの若い世代の視点と、私より上の世代の視点を同時に感じることができて、その点においても勉強になります。(いつも通りに暮らしてたら、たとえば23歳や30歳や65歳の人と長く関わることって、普段の私の生活にはないですもん)

あとですね、今担当している雑誌は第一次産業を扱っています。厳しい自然とどう共存していくかがテーマで、毎月の打ち合わせで編集者からあらゆる(容赦のない)自然現象の話を聞くのが、もう心底面白くてたまりません。子供の頃から森の中を探検するのが好きでしたが、打ち合わせの時も童心に返ったかのように驚いたり絶望したりしていて、全く飽きることがないです。(あ、でも害虫特集の時とかは、ビジュアル的にキツいものがありました。農薬による死に様特集とか!謎の粘液とかが滲み出て…。う、書いてて思い出した。鳥肌…)

そんなふうに自然の摂理を知ることは、実は占いの学びにも通ずることが多くて、で、時に頭の中で点と点が繋がって「あ、そういうことか!」と仕事中に突然一人で納得することもありますし、それがまた何より楽しい。ゆえに、二足の草鞋をやめる理由がどこにも見つかりません。

 

おまけの理由は、運動不足解消(汗)

会社に行く時と行かない時の差は、歩数計が物語ってます。通勤て、単純によく歩く。私の場合は、家から駅までと駅から会社までが遠いので必然的に歩かないとならない。下手すると1万歩超える日もあります。これが家で仕事するとなると、終日引きこもりがちになるので、意識的に散歩に出かけないとならない。でも、雨降ってると気持ちが簡単に萎えてしまうので、通勤の強制力は地味に有難いです。

 

そんなこんなで、二足の草鞋ナウです。