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創造性と独学力=オタク礼賛 〜若冲〜 

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の三が日は、気軽にあちこち出かけられずヒマでした。

そんな折、NHKの時代劇「ライジング若冲 ~天才 かく覚醒せり~」をふと見たら、若冲熱が再燃してしまいました。

引用元 ウイキペディア

 

多くの人を魅了する若冲ですが、私も一応ファンのはしくれです。都内の若冲展には嬉々として馳せ参じるのはもちろんのこと、2007年には京都相国寺承天閣美術館で開催された「動植綵絵」30幅をどうしても見たくて、早朝の新幹線に乗って日帰り弾丸で突撃したこともありました。まぁまぁの追っかけですねぇ。なんかあのお方、上手いだけでなく、マニアックっていうかオタクな香りもして、そんなとこも好みです。

 

若冲は独学で技術を習得し、道を開いたのだとか。ただ、10代に一度弟子入りしたものの、秩序正しい師弟環境になじめず。その後はずっと独学で模写と観察を積み重ね、独特の世界を築いていったようです。

* * *

そんな若冲の創造性と独学力に興味が湧いたので、さっそくホロスコープチャートで検証したくなりました。

こちらが若冲のホロスコープチャート(出生時間不明のため正午で作成)。
牡牛座の月をラグナ(アセンダント)で見てみます。

 

 

創造性について

創造性については、以下のような特徴が見つかります。

《5室ー11室軸の活性化》 創造性や楽しさを作品の達成へ向かわせる力

  • 牡牛座ラグナの支配星である金星が11室魚座で高揚。
  • 11室には水星があり減衰しているが、それがむしろイメージを直感的に捉えるセンスとして活きる。
  • 火星と金星の接合は、クリエイターに多い組み合わせ。
  • 魚座の金星・水星・火星&牡牛座の木星の4天体が、創造性の5室にアスペクトし、5室を強化。

そして、

  • 創造性の部屋の5室乙女座には土星が在住。ナクシャトラ(星宿)は、手を表すハスタ。手を使って、具体的な作業を長期スパンで、コツコツと描く力となる。その土星が11室魚座にアスペクト。
  • また、土星はラクシュミ・スターナ(幸運)の9室とヴィシュヌ・スターナ(守護)の10室を支配し、牡牛座ラグナにとってはたいへん吉位の高い天体。

…などからも、5室と11室が相互に強められることで、創造性や楽しさを作品の達成に向けて努力するエネルギーと化すでしょう。

 

《恵まれた物質性》 今とは違って特に昔は、芸術では恵まれた物質性もだいじ

  • 月ラグナの牡牛座は、物質性(才能や資産)に関わる星座。
  • そこに木星が一緒にいて、豊かな物質性が強まる。

実際、京都・錦市場の青物問屋の長男として生まれ育ってます。青物問屋というのが、いかにも牡牛座の月と木星(大きい生鮮食料品市場)という感じがします。生家の恵まれた財力で、上質な画材が手に入ったことも、物質的な強みでしょう。

 

  • 11室金星と1室木星の星座交換。

富のヨーガが形成されています。また、相国寺の高僧・大典の存在は、友として良き理解者であり、名プロデューサーのバックアップが得られたという点でも恵まれました。

独学力について

独学力については、以下のような特徴が見つかります。

牡牛座の月ラグナには、3室支配の月(月があるのは当然ですが)と8室11室支配の木星。

  • 好奇心や自己表現の3室支配の月と、混沌や集中の8室支配の木星がコラボ。

若冲は旺盛な好奇心で動植物を観察してるときも、脳内が終始まとまることがなく、ずっとゲシュタルト崩壊したまま、集中し続けたんじゃなかろうか。たとえば鶏を見ているときも、鶏の形そのものを見てるのではなく、別次元で感じてるっていうか!? 粒子の世界とか!?(うーん、ぜんぜん説明できん) まぁどんな世界を見てたかは、一般ピーポーの私には知る由もありませんが。

 

  • 好奇心や自己表現の3室支配の月と、増殖の11室支配の木星がコラボ。

11室は増えるって意味もあり、好奇心や自己表現が、やめられない止まらないかっぱえびせん♪(昭和か)状態。中国の宋元画に惹かれ、熱心に模写して技術を習得したそうです。

 

  • 水星と金星が凶星(火星と太陽)に挟まれてる。

凶星に挟まれた吉星をパーパカルタリヨーガといいますが、それに加えて生来的な凶星の土星もアスペクトして、なかなかの緊張状態。けっこうへタレかも…←だが、かえってそれが良かった。

最初にも書きましたが、若冲は10代の頃に一度狩野派に弟子入りしたものの、厳しい環境になじめなかったそうです。伝統的な縦社会ってガチな体育会系。サバイバル力や政治力も問われます。そんなとこにずっといたら、若冲の繊細な感性は萎縮して開花しなかったかもしれないので、逃げて大正解だったね〜ですよ。

* * *

若冲のように、アカデミックな教育を受けないほうが向く人って世間にわりといます。王道の定規に合わせるより、ある程度自分に自信がつくまでは独学でやる方が合ってると思う人は、そっちが自分への近道かもしれませんよ。

秩序に合わせ(られ)ない人の特徴としては、再現性が低いとも言えますが、二度と作れないぶん、逆にライブ感は絶大です。その瞬間に輝かせる最大出力は凄まじい。

* * *

そういえば、私の友人にもなんでも独学でマスターする猛者がいます。ちなみに彼女はラグナの支配星が8室の人。で、たとえば英会話は、若い頃に数回行った海外一人旅で必要に迫られて喋れるようになったそうです。本人は超適当なブロークンイングリッシュと言ってますが、(文法的に正しいかわからないけど)ちゃんと外国人と意思疎通が取れててジョーク飛ばして笑いあってる姿を見るにつけ、いつも感心します。

その他にも、独学というか趣味の手芸の腕前が異常にセンス良くて、作ったものをSNSにアップしまくるうちにどんどんファンがついて、とうとう副業化してしまい小さなブランドまで作りました。独学おそるべし(&学校ク◯食らえ〜)ですね。

オタク礼賛

オタク道を極めた人という視点からも、若冲をリスペクトです。

創造性と独学力=オタク礼賛だ、ばんざい!!! いえーい。(ムリヤリ大団円に持ってく私。笑)

若冲のチャートは、他にも見どころいっぱいですので、インド占星術クラスタの皆さまにおかれましては、さらにディープに読んでみると面白いと思いますよ〜。

*参考WEB記事=伊藤若冲とは?奇想の絵師の代表作品と人生の解説、展覧会情報まとめ