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「関係性を育む時」11/24 蠍座新月

 

11月24日 7時57分に蠍座で新月を迎えます。

 

友情やパートナーシップの神ミトラが支配するナクシャトラ・アヌラーダーでの新月です。

人々の共同作業によって、物事を達成していくことを意味します。

日本の新月図では蠍座ラグナでの新月となりますが、対向には火星があり、1-7軸で星座交換が起きています。1-7という対人軸がクローズアップされていることからも、友情やパートナーシップという意味合いがより一層強調されています。

この1-7軸では、まず1室の蠍座から牡牛座に働きかけています。何かしらの価値を差し出し、牡牛座の火星にプレゼンし、自分の手の内を見せています。秘密主義の蠍座が、相手に手の内を見せるとは、よっぽどのこと。相手と共同作業する価値があると見込んでのアクションと思われます。しかも火星は逆行しているので、双方の関係性はこの点においても強調されています。

しかしその一方で、懸念材料も……。どちらも、過去の痛手による警戒心からか、相当疑い深くなっているので、最初はギクシャクしそうな気配。お互いそれぞれが生きてきた歴史による積み重ね(執着や思い込みによる防衛)があるので、いきなりすんなりと価値観を共有するのは難しいところがあります。でも、今回の新月図では、それでもお互いに手を組もうとしている。

きっとそうする意味があるのだと思います。ですから、取り組むにあたっては、なかなかな根気強さが必要となるでしょう。

 

ところで、今回の新月のアヌラーダーのシンボルは、蓮の花と言われています。まず泥の中で生息し、それが水面にまで成長すると、やがて美しい花を咲かせる。そんな蓮の花の成長過程がヒントになるかもしれません。

なので泥の中にいる間は関係性がよくわからなくても、成長するにつれ泥から抜け出た暁には、友情やパートナーシップの花が美しく咲くのではないでしょうか。

また、この新月図には、困難を乗り越える力があります。自由・解放に向かおうとする祈りもあります。

この世界での新たな共同体作りを目指して、変容が始まっているかのようです。

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ちょっと話が(世界にまで)大きくなっちゃいましたが、これ、個人的な友情やパートナーシップにも言えることなので、良い関係性を育みたい方はこの新月を機に、気になる人にアプローチしてみるのも良いでしょう。

ただ、蓮の花の例えにのように、最初はスムーズに進展しないかもしれません。が、でんと構えて、泥の中にしっかり根を張り、じっくり腰を据えて参りましょう。

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それから、今回はさまざまな星事情により、心を表す月がちょっとお疲れ気味です。長い年月をかけて溜め込んだ感情が体調に現れたり、突然不安定になったりといった現象を引き起こす人もいるかもしれません。

まぁ、のんびりどうぞ。ご自愛ください。

そんな時こそ、ライフスタイルを整えるタイミングでもあります。特に食習慣を見直すには良い時です。

あと、新月ではまだ逆行だった木星ですが、新月直後に前を向きました。なので今はライフスタイルの改善へのアシスト力が強まっています。長い目でおおらかに取り組んで行きたいものです。