20日からインド占星術の料金改定に伴い、鑑定要素も地味リニューアルします。
以前からホロスコープチャートはお渡ししていましたが、インド占星術のチャートってとにかく無骨&無味乾燥。不動産屋の間取り図みたいな四角や、アルファベットの表がぎっしり詰まった用紙をお渡しすると、お客様はまず見た瞬間「え?」って顔になる。取り付く島がないっていうか、「これを見て一体どうしろっていうの?」っていう、戸惑いまくり感が鑑定スペースに満ちあふれるのです。
こ、これはなんとかせねば…(汗)。
ずっとそう思っていた挙げ句、ようやくの地味リニューアルです。
で、どこを?→ イラストの用紙を加えました。
(いらすと屋さん、この度はありがとうございます!)
四角いチャートをイラストで説明することで、多少わかりやすくなるはずです。(下図参照 ↓ 二段目の用紙ね)今後のインド占星術鑑定を乞うご期待ください。
例として、私事ですが、3番目のダシャー(プラティアンタルダシャー)が最近ケートゥ期に入りました。2番目のダシャーは昨秋水星期に入ったので、今はラーフ/水星/ケートゥ期となります。
イラストを使って説明すると、こうなります。
大きなくくりはラーフ期。その中の短いタームで水星期、更にその中の短いタームではケートゥ期となり(マトリョーシカみたいな入れ子構造)、細かくなるほどより日常的になっていきます。
今回のケートゥ期間は約2ヶ月あり、しばらくは虚無僧のように俗世から離れて自分の内側に向かう時期となるかもしれません。りーぶ・みー・あろーん。当分陰キャがエスカレートするかもだ、関係各位スマン。でもまぁ、水星(知識や分析)とケートゥ(精神性)のセットって、占い師としてはイイのかもしれませんが。
こんな感じで、イラストがあると、とっつきやすくなるかなぁと思います。もちろん、イラストで補えない部分は、鑑定時に詳しくご説明しますので、どうかご安心ください。
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さて、そんなケートゥ期ナウな私のエピソードに、よろしければもう少しお付き合いくださいませ。
先日インド占星術鑑定をしたKさんと私は、チャートの同じ場所にとある惑星があり、ダシャーも似ていて、おまけに年代も近かったのもあって、二人が持つ不定愁訴も共通するものでした(こういう傾向、出るんだよねぇ…)。まぁこれ、更年期症状の一種とも言えますが、いろんな改善努力をしてもイマイチ変化なしな点でも一緒でした。「なんなんでしょうね〜、これね〜、もういやんなっちゃいますね〜」と二人でちょっとぼやきました。
鑑定後しばらくその話題を語り合い、参考にKさんが最近通うクリニックを教えてもらったら、私の自宅からさほど遠くない場所にあることがわかりました。灯台下暗し。
そのクリニックの先生はかなりユニークな人だそうで、Kさんのお話を聞いてるうちに、私はものすごく興味が湧きました。で、帰宅後、気になってすぐ検索。ふむふむ、なるほどなるほど。ほんとに仙人みたいだ。これは一度診てもらいたい!と好奇心にかられて、後日クリニックへ電話してみました。そしたらその仙人先生が出て、「今日は予約でいっぱいだけど、なんとかなるからどうぞ」と私の予約をこじ入れてくださった。
というわけで、さっそく行ってみたら、看板も出てなくて本当に隠れ家のようなクリニックでした。中医学と西洋医学とプラスαで視る先生で、初診の段階ではこれまでの既往歴やライフスタイルについて問診したほか、念の為血液検査もしました。「今すぐだと、はっきりした保険適用分がわからないから、(次回に請求するので)今回はタダです」ってことになり、ノーペイペイで帰ってきました。こんなの初めて。話し方とかも飄々として、独特な味わいでした。
なんか、こういう仙人先生と関わるのも、ちょっとケートゥ期っぽいなぁと。ケートゥは「枠外」とか「隠れる」という象意もあるゆえ、ケートゥ期の治療は誤診などの不可解な展開の恐れもあって、ちょっと注意が必要なんですが、そもそもこの仙人先生自体が枠外っぽいし、看板出してない点ですでに隠れてるので、ケートゥ期だからこそ出会えたのかな?などと都合よく捉えてます。はてさて、どうなるかしら(好奇心いっぱいな私)。不謹慎かもしれませんが、何事もダシャー検証になるので、次回の訪問が楽しみであります。